1.3 騒音および汚濁水に関する規制

一般環境におよぼす騒音の限界は、欧州各国ともほぼ同じ値が示されており、しかもその値は、わが国の特定工場等において発生する騒音の規定基準(昭和43年11月27日、厚生、農林、通商産業、運輸、各省告示)に示される第1種区域該当地に等しい。すなわち、昼間50dB(A)以下、朝・夕・夜間45dB(A)以下である。

第3・1表 労働環境における騒音許容値(英国)
第3・1表
労働環境における騒音許容値(英国)

一方労働環境における騒音の許容限界として、騒音発生源から1m離れた地点の騒音レベルは90dB(A)で曝露時間を8時間以下としている点も、わが国の事情と大差ない。第3・1表に、英国の労働環境における騒音レベルと許容曝露時間との関係を示す。

一方道路交通法による骨材専用運搬車の最大積載量は32トン、また走行時間は午前6時から同日午後6時までの12時間に限られ、日曜日、休祭日は24時間運行停止であることは、各国共通した規制である。

他の水系への排出口における放流水については、わが国と同様に浮遊物質(懸濁物質、SS)量についてのみ規制されている。排出基準は各国ともに300ppmで、わが国と比較すると若干あまい。「水」に関する限り、欧州人よりも日本人の方がより関心が深い証拠なのかも知れない。