4.鉱滓の概況

第2・29図 ドロップボール(イギリス)
第2・29図
ドロップボール(イギリス)。磁石によって吸着し、捲き揚げられたボール(3.5t)が放たれた瞬間。

我々の視察した鉱滓工場は、製鋼スラッグの破砕工場で、同一敷地内にアスコン工場があり、スチールファルトの商品名で市販されている。製造工程において、製鋼工場から送られたスラッグは、高温でかつ石灰分が生石灰の状態となっていて、骨材としては使用できないため、まず、野積によって消化を促進する。その後原料を小割(3.5tのドロップボール使用、第2・29図)して1次クラッシャーに投入する。破砕、ふるい分けについてはとくに変わった点はないが、1次→2次クラッシャーの中間に磁選機をとりつけ、2次以降への鉄片の混入を防止していた。英国におけるスラッグ製品の生産量(1973年)と主たる用途は第2・2表のようである。また、第2・3表に英国におけるスラッグの分析表、同じく第2・4表に物理的性質をかかげる。

第2・2表 英国におけるSlag製品の生産量と主たる用途
第2・2表
英国におけるSlag製品の生産量と主たる用途
第2・3表 スラッグの化学分析表
第2・3表
スラッグの化学分析表
第2・4表 スラッグの物理的性質
第2・4表
スラッグの物理的性質