ご挨拶

会長 大塚 尚寛
会長 大塚 尚寛
(工博 フェロー会員
岩手大学 工学部教授
社会環境工学科)

平成21年度総会において、前会長の森野奎二先生から第6代会長の職を引き継ぎました岩手大学の大塚尚寛です。前会長と同様に、皆様のご支援・ご協力をどうぞよろしくお願い申し上げます。

本年は、骨材資源工学会創立 40周年の節目の年です。ご承知のように本学会は、1969年(昭和44年)に早稲田大学の故中野實先生を中心に設立された歴史ある学会です。爾来、この 分野ではわが国唯一の専門学会として、大学と産業界との強い連携のもと、機関誌「骨材資源」の発行をはじめ、毎年各地で講演会、研究会、見学会等を主催・ 共催するなど多くの実績を重ね、斯界の発展に大きく寄与して参りました。この間、学会の発展にご尽力された歴代会長をはじめ関係諸氏、ならびに本学会の活 動に対して一方ならぬご支援・ご協力を賜りました骨材業界団体各位に対して、深甚なる謝意を表する次第です。

さて、骨材需要はバブル崩壊 とそれに続く構造改革等により、最盛期の6割程度にまで減少しています。これに加えてわが国では、人口減少時代が到来し、骨材需要減少の潮流を転換できる 要素は、今後も見込めない状況です。このような状況下にあって、本学会も、ここ数年来、会員数の減少傾向が目立ち、会費収入を基盤とする学会の財政は非常 に厳しい状況となっています。森野前会長は「あり方委員会」での財政基盤の再建を中心とした検討など、改革(Change)に挑戦(Challenge) されました。今回の会長就任は、まさに前会長の意志を引き継ぐ機会(Chance)を与えられたものと考えております。具体的には、会員数の回復とそのた めの魅力ある学会づくりです。以前から魅力ある学会に向けて、学会誌の充実、各種イベントの見直し等の努力は続けられて来ましたが、今後もこの方針を継 続・発展させたいと思います。そのために、学会運営を支える企画委員会(委員長:長岡茂徳東和工業(株))、編集委員会(委員長:山崎治郎キャタピラー ジャパン(株))の機能強化を図りたいと考えています。また、事務局体制強化のために、山崎治郎氏(キャタピラージャパン(株))に事務局長に就任して頂 きました。

わが国は人口減少社会という かつて経験したことのない局面を迎え、成長力・豊かさを維持・向上していくための生産性の向上や地域の活性化が大きな政策課題となっています。国民生活や 経済活動の基盤である社会資本の整備や地域経済・雇用の担い手として、骨材産業の果たすべき役割を、いまこそ自ら再認識しなければならないと思います。

骨材産業を取り巻く外的要因 は、従来にも増して厳しいものとなっています。このような状況に対して、産学官一体となった取り組みが必要であり、その点において、本学会の役割がより一 層重要になるものと考えておりますので、一層のご支援とご協力を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

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